Web受付
電話番号047-372-1154
所在地〒272-0837 千葉県市川市堀之内4丁目11-21

整形外科

Orthopedics

整形外科|市川市北国分駅|もも整形外科|整形外科・リハビリテーション科

整形外科について

整形外科

整形外科は、運動器を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、脊髄、神経など)の疾患や外傷について、治療と予防をする診療科です。腰痛・肩こり・坐骨神経痛・四十肩・膝痛など日常的によくみられる身体の痛みや違和感に加え、打撲・捻挫・脱臼・骨折などの外傷を扱います。
また、変形性の骨・関節疾患や骨粗鬆症、関節リウマチ、痛風、運動器の腫瘍・先天性疾患などの診療も行い、その内容は多様です。

リハビリテーション医学とも密接に関係し、疾患の回復はもちろん、その疾患の理由を考え、再発させない、次の疾患を起こさないための予防も行います。当院では、小さなお子様からご高齢の方まで、すべての年齢層の患者様を診療いたします。
患者様ご本人ではどこの科にかかるのか難しいこともよくありますので、どんな内容でもまずはご相談いただければ当院でできる限りのことをやります。

整形外科でよくみられる症状と疾患

  • 腰痛
  • 肩こり、首こり、背中・肩甲骨のこり
  • 手足の痛み、しびれ
  • 足の裏の痛み
  • 足が重い
  • でん部の痛み
  • ももの付け根の痛み
  • 肩の痛み
  • 打撲、捻挫、脱臼、骨折、切り傷、すり傷
  • むち打ち
  • ひざ痛
  • 手足の指の変形
  • 指・膝・首が曲がって伸びない
  • 歩きづらい、歩いているとだるくなる、痛くなる、しびれてくる
  • 手足や背中の皮膚の下のできもの
  • 朝起きたら痛い、手が動かない
  • こむら返り、足のつっぱり
  • 交通事故を含めたけが

患者様の訴えを医療人の目線で深く理解し、それを患者様の目線で説明し、治療することで感動が生まれ、ここなら任せられるという希望となります。

整形外科の主な病気

  • ぎっくり腰
  • 慢性腰痛
  • 椎間板ヘルニア
  • 圧迫骨折
  • 脊椎骨折
  • 脊髄損傷
  • 脊椎・脊髄腫瘍
  • 脊柱管狭窄症
  • 腱鞘炎
  • へバーデン結節
  • 関節痛
  • 関節リウマチ
  • 変形性関節症
  • 骨粗鬆症
  • 痛風
  • 扁平足
  • 坐骨神経痛
  • 四十肩・五十肩
  • 肩腱板断裂
  • スポーツ障害
  • 靭帯損傷
  • 半月板損傷
  • 打撲
  • 捻挫
  • 脱臼
  • 骨折
  • 切り傷
  • すり傷

整形外科の主な検査

エコー(超音波)

エコー検査はその場ですばやく行うことができ、体に害はなく、痛みもない検査です。靱帯・腱・筋肉・神経・血管といった組織はレントゲンに写らないため、エコーが重要な検査になります。最初の診断のみならず、治ってきているかの経過にも有用です。

レントゲン

レントゲン検査は整形外科の基盤となる検査です。痛みのある部分の骨の状態を見ることが基本ですが、そのほかにもたくさんの活用法があります。例えば腰痛や膝の痛みでは、腰や膝のみならず、背骨や下肢全体のバランスがずれていることもあるため、立った状態の背骨や下肢全体を撮影することもあります。

採血(血液検査)、尿検査

採血や尿検査でわかることも少なくありません。痛みや炎症があって、特に受傷機転がない場合には、感染していることはないか、痛風やリウマチではないかなどを採血や尿検査で調べます。
また、骨粗鬆症の検査でも有用で、骨は体の中で作られると壊されるを繰り返していますが、採血をすれば、どれだけ作られて、壊されているかを数字で測ることができます。さらに、カルシウムやビタミンDといった骨の材料についても測ることができます。

骨密度検査

骨粗鬆症による骨折の中で、数が多くて、かつ重症なのは背骨と太ももの付け根です。なので、この背骨と太ももの付け根の骨密度を測ることが重要です。当院で測る骨密度はこの背骨と太ももの付け根を短時間(わずか10秒)で測ることができます。

MRI・CT

エコーやレントゲンでも不十分な場合では、MRIやCT検査が必要なことがあります。当院ではこれらの検査が必要な場合には、近隣で撮影してもらえるところをこちらで手配いたします。

整形外科の主な治療

投薬

痛みや炎症を抑えたり、骨粗鬆症の治療など、薬は整形外科に必要な武器です。当院での薬の治療は「薬をなくしても症状がない」を目標としています。痛みや炎症がおさまったなら、薬を減らしていき、最期はやめても痛みや炎症がおさまったままでいることが目標です。やみくもに薬を続けるようなことは極力避けたいと考えています。
また、骨粗鬆症の治療や痛風で尿酸を下げる治療などでは、一般的にはほぼ永久的に薬を続けることになってしまいます。一度このような薬を始めると、体としてはこの薬によって保たれる体になってしまうからです。

そのため、当院ではこのような薬についても慎重に考えています。ご自身のもつ力を引き出すことで、薬がなくても治せるものはないかを常に考えています。例えば、骨粗鬆症の指標である骨密度は、ウォーキングでも上がることが示されています。日本人は薬を飲みすぎと言われています。当院では必要最低限な薬を心がけます。

注射

注射も当院での治療の重要な役割を果たします。痛みに対するブロック注射は、文字通り痛みをブロックします。この考えでは、効果は一時的なものなので意味がないと言われることがあります。
しかし、ずっと続いている痛みを一度ブロックできれば、それがゲームチェンジャーとなって痛みが和らいでいくことが期待できます。痛みとは脳で感じますが、痛みを感じ続けていると同じ痛みでも痛みが強く感じられるような、負の連鎖に陥ります。ブロックは、この痛みの負の連鎖を断ち切るものです。
実際、もう手術以外の治療法はすべて尽くした方に行ったブロック注射で、半分以上の方がその後5年以上にわたって手術をしないで済んだという報告があります。

そのほかにも、炎症を起こしている部分に直接的に注射をすることで劇的に痛みを抑えることもあります。ただし、注射はやはり痛みを伴いますし、注射した部分からの感染などのリスクもゼロではありません。必要に応じて患者様とよく相談して注射を決めることが重要です。

リハビリテーション・物理療法

投薬や注射は、やはり副作用やリスクを伴うものになります。副作用の危険が全くない薬はなく、体に作用しているからにはリスクを伴ってしまいます。また、一度、薬を始めるとやめられなくなることも少なくありません。
そのため、リハビリ・物理療法といった薬や注射を使わない治療は、より健康的で重要な治療になります。例えばストレッチや体操などは、実際に理学療法士というリハビリの先生に教えてもらい、チェックしてもらいながらやることで効果が格段に上がります。

また、自分でやるというのはなかなか続かないもので、リハビリに通っていただくことで習慣がつけられる側面もあります。物理療法というのは、電気の治療や超音波、圧力波などを使って痛みや炎症を抑えたり、頚椎や腰椎を引っ張るけん引によって痛みを改善したりするものです。やはり薬などを使用しないものなので、リスクは非常に少なく、健康的に治療することが可能になります。

装具

整形外科ではたくさんの装具を治療で使います。たとえば腰痛の方のコルセット、膝や手首のサポーター、足の痛みでの靴の中敷き(インソール)などです。これらには、痛みや炎症を抑える役割のほかに、悪化しないための予防の役割もあります。
また、障害などで不自由になった部分を補うためにも必要になります。ほとんどの装具が健康保険の適応となり、1~3割の自己負担で作成できます。

その他

ケガに対する縫合や、腱鞘炎の小さな手術なども行っております。さらに、PRP療法と呼ばれるご自身の血液を使った治療(自費診療)や、肩の動きが悪くなった方に対する局所麻酔での関節授動術(サイレントマニピュレーション)なども行っております。
また、鍼灸での治療(自費診療)も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

腰痛

腰痛

腰痛と一言で言っても、原因や病態は様々です。ぎっくり腰は病名では「急性腰痛症」と呼ばれ、つまりは急に腰が痛くなれば「急性腰痛症」です。多くは1~2週でかなりよくなりますが、長く続いて「慢性腰痛症」になってしまう方もいます。特に慢性腰痛では、なんで痛いのかが大事になります。
なぜならば、その原因を退治していないために慢性だからです。代表的な原因に、椎間板、腰椎の関節、腰椎と骨盤の関節、腰の筋肉などがあります。詳しくは下記のリンクページで解説しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

また、腰痛の中には、「Red Flag」と言われる、見逃したら重症化するものがあります。代表的なものは、腰椎圧迫骨折で、別名が「いつのまにか骨折」と呼ばれるように、特に何もしていないのに骨折している場合もあります。
他にも、腰にバイ菌がついて感染してしまったり、癌の転移であったり、内臓疾患であったりします。院長は日本脊椎脊髄病学会認定指導医として、数多くの腰痛患者様を治療してまいりました。そして、腰痛の原因を探ることにやりがいと自信をもっています。他院で治らない腰痛も含め、ぜひご相談ください。

首の周りの痛み

首の周りの痛み

肩こりは多くの方が経験しているかと思います。頭は4~6kgの重さがあります。これがただ背骨の棒の上に乗っているだけならば、その重さは苦になりません。
しかし、家事や仕事などで長時間同じ姿勢をとると、この重さが変わってきます。背骨に対して、15度だけ前に傾けた姿勢で、頭の重さは12kgになり、60度傾けると頭の重さが27kgになります。この重さを首の後ろの筋肉で持ち上げていることになります。これが蓄積して痛み、重だるさとなるのが典型的な肩こりです。

寝違えも多くの方が経験するものだと思います。睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)におちいり時にしこりとなっている、前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している(こむら返り)、頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる、などの原因が考えられています。

これらの治療には、たくさんの治療法があります。薬やリハビリが一般的ですが、当院では、それでも治らないような方には、エコーを用いた後頭神経ブロック、椎間関節ブロック、肩甲上神経ブロックなどを使って治療することもあります。

交通事故による外傷

事故の直後は、はっきりとした症状がなくても身体が損傷を受けている場合があります。よくある「むち打ち症」や腰痛の場合では、数日経過した後に徐々に痛みが現れることがあり、慢性化する恐れもあります。
また、事故にあったことの恐怖心(トラウマ)も、痛みを悪化させたり慢性化させたりする原因となります。当院では、各社の保険にも対応し、交通事故に伴う様々な痛みや体の不調などをたくさんの治療法で治していきます。

腱鞘炎(けんしょうえん)、腱炎(けんえん)

筋肉が骨に付く部分を腱といいます。腱には鞘(さや)があり、この鞘が炎症を持つことを腱鞘炎と呼びます。腱自体に炎症を持つこともあり、これは腱炎と呼びます。体中に筋肉があるわけなので、腱も腱鞘も体中にあります。有名な腱鞘炎はばね指です。指が引っかかって、伸ばすときにパチンとばねのようになることからそう呼ばれています。他にも、肩・手首・足の腱鞘炎・腱炎も珍しくありません。その部分への注射が効果的なことが多いですが、注射が苦手な方でも様々な治療法があります。
当院では、衝撃波と呼ばれる器具を使って治療することも可能です。また、なぜその腱鞘炎や腱炎になったのかを考え、繰り返さないための予防も行っていきます。

関節の疾患(痛風、関節リウマチなど)

関節の疾患

血液の中に尿酸というものが多くなると、いろいろな関節で尿酸結晶という塊となり、それが炎症を起こします。最も多い部位は足の親指の付け根で、そのほかにも膝や足首など、関節ならどこでも痛風になる可能性があります。

「風があたるだけでも痛い」が痛風の由来なので、かなりの痛みになってしまいます。尿酸値が高いと発作が起きますが、急に尿酸値を下げたときも発作がでますので、これをうまくコントロールしながら治療していきます。
また、体の中で、自分を攻撃してしまう抗体(自己抗体)ができてしまうものを膠原病(こうげんびょう)と呼び、その代表が関節リウマチです。関節の痛みや腫れがいくつあるかや、採血などで診断します。リウマチでは痛みや炎症を抑える治療と、リウマチ自体を悪くさせない治療の併用が大事です。痛みや炎症を抑えるにはステロイドという薬が必要なことも多いですが、ステロイドの内服は副作用も多いため、リウマチを悪くさせない薬も併用することでステロイドを内服しなくても痛みが出ない状態を維持することが大事になります。