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骨粗鬆症

Osteoporosis

骨粗鬆症|市川市北国分駅|もも整形外科|整形外科・リハビリテーション科

骨粗鬆症について

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる状態をいいます。骨粗鬆症によって骨折しやすくなる部位は、背骨(脊椎圧迫骨折)、太ももの付け根(股関節の骨折)、手首の骨折、肩の骨折などがあります。特に、脊椎圧迫骨折や股関節の骨折では、寿命にも大きな影響を与えることがわかっており、これらの骨折で歩けなくなると、場合によっては癌より生存率が低くなります。
さらに、骨粗鬆症による骨折は、次の骨折(2次骨折)を起こしやすくなります。加えて、脊椎圧迫骨折では骨折が治っても背中が丸くなってしまい、ずっと背中が張って重いという状態が続いてしまいます。

骨粗鬆症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を平行して行い、骨密度を高めましょう。

骨粗鬆症の原因

からだの中の骨は生きています。同じように見えても、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。
骨粗鬆症は、このバランスが崩れることでおこり、骨がスカスカになってきます。また、女性ではホルモンの低下とかかわりが深いといわれていますので、40代以降の女性では早めの検査をお勧めします。

骨粗鬆症の診断

骨粗鬆症による骨折の中で、数が多くて、かつ重症なのは背骨と太ももの付け根です。なので、この背骨と太ももの付け根の骨密度を測ることが重要です。当院で測る骨密度はこの背骨と太ももの付け根を短時間(わずか10秒)で測ることができます。
また、先述のように、骨は体の中で作られると壊されるを繰り返しています。採血をすれば、どれだけ作られて、壊されているかを数字で測ることができます。さらに、カルシウムやビタミンDといった骨の材料についても測ることができます。

骨粗鬆症の予防

骨粗鬆症は予防が大切な病気です。

  • 転ばないように注意する
  • カルシウムを十分にとる
  • ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる
  • 適量のタンパク質をとる
  • 禁煙し、アルコールは控えめにする
  • 運動、日光浴をする

このために具体的にどうすればいいのか、当院では運動・生活・食事指導などを重視し、薬物療法だけに頼らない、できれば薬物を使わない予防を心がけます。

骨粗鬆症の治療

現在、骨粗鬆症の治療薬には、注射や内服でさまざまなものがあります。このさまざまな治療が、かなりデリケートなものであり、ある薬から次の薬に切り替えると、その順番によって逆に骨密度が低下してしまうものもあります。
骨粗鬆症の治療は長年にわたるものです。にもかかわらず、大きな病院ではどうしても担当医が交代してしまうことが多く、一貫した治療方針にならず、途中で治療が自然消滅してしまうことも少なくありません。骨粗鬆症の薬の中には、やめてしまうと急激に骨粗鬆症が悪化するものもあります。

当院では、数多くある骨粗鬆症の治療の中から、患者様のご年齢や家族背景、治療歴、コスト、通院が続きそうかなど様々な視点から最適なものをお勧めします。